1月末に納車されてから800kmほど走行し平均燃費は25.8km/lと期待していた通りですが、燃費性能だけでなく、買ってよかった!と言える新型シエンタです。今まで乗った中で印象に残った点について、納車後のインプレッションということでお届けしていきます。インプレッション第一弾は外観、インテリア編です。
“シカクマル” なフランス風デザイン
デザイン面では新型シエンタは角が取れて柔らかい印象で、カタログでも「見るたび、乗るたび。愛着のわくスタイル。」や「暮らしになじむコンパクト。四角くて丸いシルエット。」と言っているように、うまく「シカクマル」コンセプトを再現したデザインだなと感じていて、自分的にはかなりのお気に入りです。
車体の縦横比が同じ(幅1695mm x 高さ1695mmの正方形)という絶妙なバランスに愛着感がわくのではないかと考えています。また、バンパー部分やサイドには黒の無塗装樹脂パーツをあしらい、デザインのワンポイントになっていて、洗練されたデザインに無骨感をプラスすることによって、アウトドア感を演出しています。自分はほぼ行かないのですが、ついキャンプに行きたくなるような(今後行きたくなるような)ワクワクするデザインです。
若干のマイナスポイントはリアビューで、ちょっとボテッとしてやや締まりのないところ。もう少しワンポイントでアクセントをつけると、より良くなるのではと感じています。オプションで用意されている ”バックドアアクセントモール” を装着すると印象が変わりそうです。素のデザインとしてはマイナーチェンジに期待したいところ。
デザイン:9点
リラックスできるおしゃれで優しいインテリア
インテリアでは、車格や車両価格から考えても高価な素材は使えないので仕方ないところですが、デザイン面での工夫もあり野暮ったくない仕上がりで、うまく質感をカバーしている感じです。
個人的には、トヨタ車の中では高級車を除き、かなりセンスの良い内装です。シート表皮はファブリックですがソファのような質感とデザインでグッド、ダッシュボードやドア内張りはハードプラスチックですが一部にシート表皮と同じファブリックが貼られていて、こちらもセンスいい感じ。またドリンクホルダーやシフトサイドポケットにはオレンジ色をあしらうなど、ワンポイントが効いています。
ただステアリングの操作スイッチのふにゃっとした操作感やエアコン温度調整ダイヤルの節度感のないクリック感に高級感が感じられないところは残念ポイントですね。
質感:7点
続いて居住性についてです。
まず新型シエンタに乗って良いなと感じたのは、運転席からの見晴らしがよく運転しやすい点です。ミニバンとしては高さは控えめですが、全高155cm以下の車と比べたら高めのアイポジションが得られ、ボンネット形状の膨らみによって右前、左前の車両感覚がつかみやすく、すこぶる運転しやすいです。
5ナンバーサイズなので仕方ないところですが、横方向の余裕はあまりなくまずまずといったところ。
シートに関してはファブリック表皮の手触りやクッション性は良く好印象です。
運転席では先代シエンタでは搭載されていなかったステアリングのテレスコピック機能(前後調整)が搭載され、身長の高い人が乗ってもポジションが決まりやすく、自然な姿勢で運転できるのは大きな改善点ですね。
一方で小柄な人でも乗れるようになっているためか、身長176cmの自分にとってはシートの座面がやや短く感じられます。
また、Zグレードには運転席だけにアームレストが装備されているのですが、位置が高すぎて自分には使いづらいです。
続いて後席についてですが5人乗りですので前後スライドはしないのですが、身長176cmの自分が運転席を合わせたうえで膝前の余裕はこぶし5個分と十分な広さで、リクライニング機能もあり足を組んでゆったりすることもできます。足を伸ばした時にも運転席下に足が入る隙間が十分にあって、かなりの快適度です。
居住性:9点
ミニバンで重要視されるラゲッジについては、新型シエンタは文句なしですね。
5人乗り仕様ではセカンドシートがスライドできず、さらにセカンドシートを倒した状態でフルフラットにするため、7人乗りに比べラゲッジフロアが5cm高くなり、5人乗車時は若干の物足りなさがあるものの、セカンドシートを倒せば最大2045mmと車中泊では余裕で足をのばして寝れるほどの広さを確保することができます。
車中泊はせずとも、DIY等で長尺物を購入した時には威力を発揮しそうです。全長4260mmでこの広さは十分すぎるほどですね。
ユーティリティ:10点
次回は、納車後インプレッション第二弾 [乗り味、燃費編] をお届けします。