【欠点を徹底解説!】新型シエンタの辛口評価。購入前にチェックすべき15ヶ所。

辛口評価
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新型シエンタを購入する際に、トヨタ公式サイトやネット上の書き込み、YouTubeの試乗レポートなどを参考に多くの情報を得ることができました。当然ながらすべてが満足で購入しているわけではなく、いくつかの残念ポイントがあったのですが、それも分かったうえでの購入となったわけです。これから新型シエンタの購入を考えている人はぜひ知っておいて欲しいポイントになりますので、最後まで読み進めていってください。

電動パーキングブレーキ&ホールド非搭載

これはもう皆さんおなじみの残念ポイントだと考えていますが、新型シエンタには電動パーキングブレーキ&ホールド機能が搭載されず足踏み式のパーキングブレーキが採用されています。

足踏み式パーキングブレーキ

Zハイブリッド車には停止保持機能ありのレーダークルーズコントロールが付いているため、実使用上では渋滞時の停車時にブレーキを保持してくれるため問題なく、慣れてしまえば気になりません。

ただし、この停止保持機能ありのレーダークルーズコントロールはZハイブリッドのみ採用ということで、他のグレードを選択した場合には停止保持機能なしとなり、がっかりとなってしまいます。

とはいえ、電動パーキングブレーキ搭載車から乗り換えされる人にとっては、「何で電パ搭載してないの~」となってしまいます。

かくいう自分も新型シエンタに乗り換える前はフィットe:HEVの電パ付きでしたので、ちょっとがっかりでした。ただ自分的には慣れの問題としか考えておらず、無きゃ無いでイイやという感じでした。まあ、車両価格を考えると搭載してほしかったところではありますが。。

マイナーチェンジで搭載される可能性も無きにしも非ずですので、これから購入される方はもしかしたら待ったほうが良いかもしれません。

フロントドアのプルハンドル&グリップ

フロントドア プルハンドル

これは賛否両論ありますが、スルーするわけにはいきません。

フロントドアのプルハンドル&グリップはほとんどの車で肘掛あたりの高さにありますが、新型シエンタではドアトリム上部にあります。これは狭い場所等でドアの開け閉めが窮屈にならないように、あえて使い勝手を良くするためにこうしたそうです。慣れてしまえば確かにこちらの方が手が届きやすく楽にドアの開け閉めができると感じていて、否定派が多い中、自分としてはアリで肯定派です。

あまりにも当たり前のように、ドアハンドル&グリップは肘掛の高さにあるもの、という既成概念から、つい手が肘掛あたりをまさぐってしまうという方が大半ではないでしょうか。

個人的にはトヨタ車では当たり前になるように、新型車では採用を増やしていってほしいところです。

8インチディスプレイオーディオでは車載ナビ選択できず

ディスプレイオーディオ

Zグレードには8インチディスプレイオーディオが標準なのですが、悩ましいのは車載ナビのオプション設定がなく車載ナビを付けるにはメーカーオプションの10.5インチディスプレイオーディオPlus 89,100円を選ぶしかないのです。

8インチディスプレイオーディオでも5年間無料のT-Connectに加入すれば、コネクテッドナビ(通信から取得した地図等の情報で目的地検索・ルート設定が可能)が使用できるため、5年間はそれを使えば問題ないですし、Apple CarPlayやAndroid Autoも使えるので、普段からスマホで経路検索や音楽を聴く人は問題ないと考えます。

ただ、5年以上乗る人はコネクテッドナビの無料期間が終わってしまうため6年目以降の事を見据える必要がありますし、Apple CarPlayやAndroid Autoを使用する場合はスマホの通信量の問題もありますので、きちんと理解した上で判断することが重要で、自分の使用状況をよく考えてから選択する必要があります。

ちなみに、同じトヨタ車でアクアやヤリスなどではエントリーナビキットが用意されていて、66,000円でディーラーオプションとして購入することができるため、後からでも選択肢が残されています。

後悔しないように購入前に熟考することをお勧めします。

ガソリンタンクの蓋がプッシュオープンじゃない

シエンタ ガソリンタンク蓋

トヨタ車あるあるかもしれませんが、他社ではガソリンタンク蓋がプッシュオープン化が進んでいて、最新モデルでは車内からレバーを引いて開けるタイプの採用はほぼないのですが、新型シエンタではプッシュオープンではなく、昔ながらのワイヤーを介したレバータイプを採用。

給油口オープナー

今どきね〜、という感があります。いざガソリンスタンドで車内から出てガソリンタンクの蓋を開けようとすると、あ、レバー引かなきゃとまた車内に戻るという、無駄な動きが発生します。特に新型シエンタではガソリンタンクが左ですので、車外に出て戻るという動作が結構な負担になります。

まあ、慣れの問題かもしれませんが、今どきね〜

いくつか残豆球の残念さ

シエンタ LED交換後 ルームランプ

新型シエンタはヘッドランプ、フロントウィンカー、テールランプ&ストップランプ、ナンバー証明とフロントルームランプ等、LEDが多く使用されているのですが、全てではなく、センタールームランプやラゲージルームランプ、リアウィンカー、バックランプが豆球となっていて、残念感があります。

センタールームランプやラゲージルームランプはディーラーオプションが用意されていますが、セットで22,000円と高価なことから、コストが高いことが全LED化できない理由だと考えます。

ということで、純正品は高いので、車外品でLED化をしてみました。ちょっと眩しいくらいですが、豆球のように黄色くなく、白く光るので上品に感じますね。ルームランプとラゲージルームランプがセットになっていてお得で、かつ交換も非常に簡単なので、オススメです!

ルームランプLED
ラゲージランプLED

バックランプもLED化済みです。こちらもパキッとした白色でいい色です。交換は少し面倒ですが、10mmの六角レンチを持っていれば自分で交換できます。ただし、テールランプを一旦外す必要があり、その際にボディに傷をつけたり、配線が断線する可能性もありますので、自分で交換する場合には、注意が必要です。Amazonのリンク先には交換方法が動画で公開されていますので、非常に参考になります。こちらもオススメです!

動力用バッテリーの冷却ファンの音

冷却ファンイメージ

しばらく走行していると、エアコンも付けていないのに急にファンの音がして、ん?なんだろう、と注意深く音が出ているところを確認すると、どうやら助手席足元からファンの音が聞こえているようです。

動力用バッテリーの冷却ファンがちょうど助手席足下にあるようで、バッテリーに熱がこもってくると冷却ファンで熱を逃がしているということです。

動力用バッテリーは熱によってバッテリー特性や耐久性が変わると言われていますので、冷却は大事なことは分かります。ですが、結構な音がしますので、ちょっと位置を考えるとか、遮音性をもっと高めるとか、方法を考えて欲しいところです。

この音はしばらく走行していないと分からないので、試乗時に気づきにくいです。車内の音を結構気にされる方は、長めに試乗してこの冷却ファンの音を確認してみてください。

5人乗り、7人乗りの要注意ポイント

シエンタ5人乗りラゲージ

新型シエンタには、5人乗りと7人乗りのどちらかを選択することができます。価格差は4万円で7人乗りのほうが高いのですが、それぞれメリット、デメリットがあります。

それぞれのメリットはというと、まず5人乗りでは、①セカンドシートを畳んだ時の荷室長が最大2m超え、②ラゲージ下収納(デッキアンダートレイ)がある、③車両重量が20kg軽い、となっていて、7人乗りの方はというと、①セカンドシートがスライドする(セカンドシート使用時、荷室長が最大990mm)、②ラゲージの床が5cm低い、③3列目シート格納時はまるでシートがなかったかのように格納できる、といった点になります。

一方のデメリット=残念ポイントですが、5人乗りでは、①2列目シートがスライドしない②ラゲージの床が5cm高い(=荷室高さが5cm低い)、③ハイブリッド車のデッキアンダートレイが狭い(ハイブリッド車のみこの場所にバッテリーを搭載しているため)、という点で微妙な感じですが注意が必要です。7人乗りでは、①セカンドシートを畳んだ時の荷室長が7人乗りと比較し50cmも短い(約1.5m)、②ラゲージ下収納がない③車両重量が20kg重い、といったデメリットがあります。

普段5人までしか乗らないとしても、上記デメリットをよく考慮し、例えば2列目スライドは必須とか、自転車を乗せる際に高さが欲しいとか、具体的に想定する使用方法が分かっていれば、7人乗りを選ぶ必要があります。

一方で、とりあえず大は小を兼ねるから、7人乗りでいいやと安易な考えをせず、7人乗りの方のデメリットをよく考慮し、例えば2列目シートを畳んだ時の荷室長は車中泊をするなら2mを超える5人乗りのほうが良いですし、買ってから後悔しないように、よく考えて5人乗りか7人乗りか選ぶことをお勧めします。

見落としがちな後席の使い勝手

新型シエンタは後席を含めた複数乗車をすることが多い車種ですので、後席にも快適性を求める場合には事前に確認すべきところがあります。

後席はリクライニング機能もあり、足元も広く、快適な空間なのですが、イマイチな部分としては、センターアームレストがないという点です。最近は小型車でも標準装備されることが多いのですが、なぜか新型シエンタでは装備されていません。背もたれ部分の厚みが少ないためセンターアームレストを装着できるスペースが取れなかったのか、はたまたコストの関係なのかわかりませんが、残念なポイントです。

続いての残念ポイントは、後席用のドリンクホルダーがドアポケットにしかない点です。この位置は後席に座っていると前屈みになって手を伸ばさないと届かない位置にあり、非常に使い勝手が悪く、とりあえず付けときました感が強いです。
さらにペットボトルであればまあ問題ありませんが、カップやプルタブの缶や細缶などはガタつきによって中身がこぼれる可能性があり、置いたり取ったりする際に不安に感じられます。

新型シエンタのカタログを見ると、小さな子供が乗っていていかにもファミリー向けという売り込みなので、最近は軽自動車でも標準装備されることが多いシートバックテーブルを装備して欲しかったところです。ディーラーオプションで用意されてはいますが、標準装備すべきアイテムです。
ちなみに、オプション価格は片側13,200円と、両側つけるとすると26,400円の出費となります。

後席にセンターアームレストがあって、さらにそこにドリンクホルダーが付いていれば、なお良かったのですが、もうちょっと考えて欲しかったですね。

とりあえず、ドリンクホルダーはヘッドレストの支柱に引っ掛けるタイプのものを購入し、非常に使い勝手が良くなりました。これなら、USBポートの邪魔にもなりませんし、スマホポケットも片側はそのまま使えます。

ただ、そのままぶら下げるとシートバックとの間に隙間ができ、ホルダーが斜めになってしまいますので、ホルダーの裏側に15mm程度のクッション材を仕込んでます。これで取り付けはバッチリ決まりました。赤い縁がアクセントになっていて、デザイン的にも良い感じでお勧めです。

動力用バッテリーはニッケル水素

動力用バッテリーイメージ

新型シエンタのハイブリッド車では、走りの良さと優れた燃費性能を両立した1.5Lハイブリッドシステムが採用されていて、実績のあるTHSⅡと1.5Lダイナミックフォースエンジンを組合せ、実際に乗ってみてもほぼ文句のつけようが無いのですが、動力用バッテリーは従来から実績のあるニッケル水素電池を搭載しています。

しかしながら、ヤリスクロスではリチウムイオン電池を採用していたり、新型アクアでは最新型のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載していたりしているのに、後から発売された新型シエンタには従来のニッケル水素電池が搭載されるという、残念なことになっています。

特に、最新型のバイポーラ型ニッケル水素電池については、今後主流になるであろうと考えられる電池であり、省スペースで高出力が可能となっていて、従来のニッケル水素と同じ面積で1.4倍のセルが搭載でき、出力は約2倍になると言われていますので、動力性能も向上し燃費も向上するのであれば、新型シエンタにもぜひ搭載して欲しかったところです。

搭載しなかった理由としては、まだ新しい技術を使用しているため、新型アクアで実績を積んでから、他社種への展開を考えているのではないかと推測しています。

実際に新型シエンタを選ぶ人が、ここまでこだわるかどうかは分かりませんが、知っておいて欲しいポイントになります。

エレクトロシフトマチックの操作がイマイチ

シエンタ エレクトロシフトマチック

ハイブリッド車でZグレードを選択すると、シフトレバーはエレクトロシフトマチックが搭載されます。しかし、これがイマイチで操作に違和感があります。トヨタ車では一貫してこの位置関係になっているのですが、個人的には、R(後退)とD(前進)の位置関係がよくないと感じています。

通常のオートマチックのシフトレバーでは、パーキングが最前方にあり、R→N→Dとシフトレバーを下げて選択するので違和感を感じないのですが、エレクトロシフトマチックの場合は、レバーを前後に動かす必要があって、Rが右前にDは右下に動かすことになるのですが、位置関係を通常のシフトレバーと同じようにしたため、後退するのに右前にシフトを動かすというイメージとは逆の感覚になってしまい、極めて違和感があります

マニュアルトランスミッションでは、左上が1速、右下がRとなっている車種が多いのですが、この方が圧倒的に自然です。つまり、前方にシフトを動かした時は前進、後方にシフトを動かした時は後退にすべきではないかということです。実際に自分はしばらく慣れず、シフトレバーの位置には分かりやすくシフト位置が表示されてはいますが、前進したいにも関わらずRに入れてしまい、危うくバックしかけるということが何度かありました。前進と後退を間違えて、事故を起こしたというニュースが多く聞かれますが、こういった間違えやすいシフトが影響しているのでは無いかと考えています。

エレクトロシフトになったことで、通常のオートマチックシフトレバーに合わせる必要はなく、人間感覚的な観点から前進は前にシフトし、後退は後ろにシフトする方が良いと考えています。いっそのこと、一部車種では採用され始めていますが、ボタン操作によるシフトにしてしまってもいいですね。

新型シエンタに限った話ではありませんが、こういった点にも目を向けておいた方が良いのかなと考えます。

高速走行時の風切り音

風切り音イメージ

これはある程度は仕方ないのですが、ミニバンにカテゴライズされる新型シエンタの形状によるもので、走行速度が増していくとAピラーやドアミラーあたりからの風切り音が気になってきます。

新型シエンタでは、車外の音が入り込まないように遮音性がかなり高くなっているため、その副作用ということもありますし、ハイブリッド車ということもありEV走行時は車室内が非常に静かな環境になっていることで、風切り音が悪目立ちしてしまっているようです。自分の感覚では80km/hあたりから風切り音が気になり始め、さらに速度を上げると速度に応じて風切り音が大きくなります。

通常の試乗では高速道路まで確認できる機会は少ないので、高速道路をよく使ったり、風切り音が気になる場合は、高速道路の試乗が可能かどうか確認してみると良いかもしれません。

車両接近通報装置の音

音が気になるイメージ

ハイブリッド車には、「車両接近通報装置」がついていて、低速でEV走行時にエンジンルーム内に取りつけたスピーカーからモーターが回転する疑似音を出し、歩行者等に車が近付いてますよ、と注意を促すのですが、トヨタ車全体に言えることですが、音が大きめで不自然な音であるため車内で窓を閉め切っていても気になる音量・音質です。

EV走行時におおよそ27km/hを超えると音が消えて、逆に25km/h以下になるとまた音が出ます。静かなエンジン車よりも音が大きく感じられ、静かな住宅街とかでは悪目立ちしてしまいます。その音があるからこそ、接近を知らせるのに有効なのかもしれませんが、ちょっとやりすぎ感があります。

トヨタのハイブリッド車ではお馴染みですが、聞いたことがない方は静かな環境で確認することをお勧めします。

前方ドライブレコーダーは標準装備だが不満あり

ドライブレコーダー 前方

新型シエンタでは予防安全機能で使用している車載カメラを利用し、前方のドライブレコーダーとして使えるようにしています。なんで今までそうやって使えなかったのか、と疑問ではありますが、待望の標準装備となっております。カメラの位置もベストポジションで後付け感のないところも非常に好ましいです。

ですが、使い勝手の面でもうひと頑張りして欲しかった点があります。まず、表示や設定は全てディスプレイオーディオで行うのですが、操作感がイマイチという点です。ドライブレコーダーとして独立した専用ボタンが用意されておらず、メニュー深くたどっていかないと、操作ができないのです。せめてナビ表示画面からショートカットを用意してもらえると、使いやすくなると考えているのですが、アップデートに期待です。

次に微妙なのは、保存した動画はディスプレイオーディオ内蔵メモリーに保存されるという点です。SDカードスロットを標準装備し、SDカードに直接保存してくれるようになっていると、いざ動画をPCで見たいとなった時に簡単に動画の持ち出しができます。市販品のドライブレコーダーとの大きな違いですね。

結局のところ、やっぱりどうしてもオマケで付けました感が否めません。後方のドライブレコーダーはメーカーオプション設定(ETC2.0とセットで31,900円)で用意されているのですが、前方の使い勝手を考えると車外品の方が良さそうですし、車外品の前後方ドライブレコーダーを購入した方が安上がりなので、自分は選択しませんでした。

ちなみに、オプションで選べる後方ドライブレコーダーですが、駐車時に動作するイベント録画に対応していて、駐車中に他の車にぶつけられたりとか、悪戯されたりしたときに衝撃を検知して録画を開始する機能がついています。これは前方カメラだけでは対応できないところですので、この機能に魅力を感じる方にはお勧めできるかもしれません。メーカーオプションゆえ契約時に決めておく必要がありますので、この点についても考慮に入れておくと良いと考えます。

トノカバーについて

シエンタラゲージ カバー

荷室の目隠しになるトノカバーですが、新型シエンタでは標準装備されません

またオプションでも用意されてない(ラゲージアッパーボードはオプションで用意されているが隠すためのものではなく「仕切る」「固定する」ためのボードで41,800円と高め)ので、不満です。

ただラゲージにはユーティリティホールなるものが左右3箇所ずつあり、そこにユーティリティフック(ディーラーオプションで2個入り3,850円)をつけることにより、そのフックにシートをかけることで、簡易的なトノカバーにすることはできそうです。

まだ、構想段階ですが、近いうちにホームセンターなどでトノカバーの代わりになる良さげなシートを探して、装着してみようかなと考えています。

難しい先進装備の設定変更

新型シエンタでは、従来からある分厚い取扱説明書がなくなり、簡易説明書しか付属してきません。先進装備等は細かいところまでカスタマイズできるのですが、簡易説明書では設定操作まで記載がありませんので、Web上でデジタル取扱説明書を見たりPDF版の取説ダウンロード必要があります。

Webでの取説を違和感なく見ることができる人は良いのですが、年配の方や女性など、こういったマニュアルを見るのは苦手な人にとっては苦痛です。自分はWeb上の取説を見るのは問題ありませんが、いちいち見るのはやはり面倒だったりします。

しかも、先進装備においてはスピードメーターのところのマルチインフォメーションディスプレイ内にある小さな表示部分でしか設定変更できず、表示箇所が狭いゆえ、アルファベットの短縮表記でPDAとか書いてあったりするので、PDAが何か知らないと何の設定かすら分かりません。PDAがプロアクティブドライビングアシストと書かれていても、何のこっちゃ?となる人も多いと考えますが。。

ちなみにPDAは初期設定がオフだったりするので、せっかくの先進機能が設定できずに、オフのまま運転している方が大半なのではないでしょうか。PDAは先行者との車間距離が近くなると減速支援してくれたり、カーブで速度が速いと減速支援してくれたりする賢い機能で、実際の走行では違和感なく極めて自然にブレーキを掛けてくれるので、ぜひ使用してもらいたい機能なんです。

これら設定問題の対処方法としては、ディーラーの営業さんに設定方法を教えてもらったり希望を伝えて設定してもらったりするのが良いのではないでしょうか。

また、メーカー側の対応(アップデート)を待って、せっかく大型のディスプレイオーディオがついていますので、そこに情報をたくさん表示し取説不要で設定できるようになる、というのが一番良いと考えますが、トヨタさんいかがでしょうか?

以上、ざっと15項目について残念な点を書いてきましたが、新型シエンタは購入される場合は、ぜひ参考にしていただき、これらを把握したうえで検討を進めてもらいたいです。

これらの残念ポイントがあったとしても、とても満足できる車ですので、新型シエンタお勧めです!